最近買ったCD / Joe Locke/Geoffrey Keezer Group "Singing"
2012.05.16 Wednesday

Joe Locke(vib) と Geoffrey Keezer(p,kb) の双頭バンドらしいのですが、私は不勉強にもこの Joe Locke なる人物については存じておらず、また Geoffrey Keezer については名前は知ってはいたものの、なぜだか自分の中では Jeff Loeber と混同してしまっていて、意図的に避けておりました。
いつも参考にさせていただいているこちらのブログ記事にて本作のことが高く評価されていまして、しかしそれだけならとくに興味を抱くこともなかったのですが、パーソネルに Mike Pope(b) の名を見つけてしまいまして。
以前 Mike Pope のリーダー作の Lay of the land というアルバムを聴いてみたものの、ウッドベース(以下wb)によるプレイが中心で、少しがっかりした記憶があります。もちろん氏のwbのプレイが悪いわけではないのですが、やはり Mike Pope といえばその名を冠した Fodera のプリアンプが有名でありまして、その設計者たる本人によるebのプレイを聴いてみたいと思うのは当然のことでしょう。
それが本作においてはwbとebがセンスよく使い分けられているというのですから、看過することはできず入手いたしました。
冒頭からスピード感のある曲が飛び出してきまして、一気に引きこまれてしまいました。ドラムの Terreon Gurry も繊細なプレイを聴かせてくれます。アレンジ的にはけっこうハードフュージョン的な要素も含まれていますが、管楽器やギターのいない編成であるためか、あまりゴリゴリ感はなく、あっさりと聴けてしまいます。でも、よく聴くとけっこうややこしいことやってる的なところもあります。
Mike Pope は全8曲中M1,3,5,6,7,8でebを使用。M5はいまひとつ判然としませんが、たぶんebでしょう。M7ではソロのスペースも与えられています。そのebの音色は不自然なコンプレス感もなく、ナチュラルかつフラットで、アコースティックな編成においても違和感はないですね。
リーダーである Joe Locke と Geoffrey Keezer のプレイも期待以上によくて、 Joe Locke のプレイするヴィブラフォンと Geoffrey Keezer の弾くローズ・ピアノがあわさったときの清涼感といったら、たいへん素晴らしいものがあります。
あまり期待しないで買ったものではありましたが、いい意味で大きく予想を裏切られました。
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