すでに
12月16日の大洲市、
12月17日の松山市であった PRISM のライブについて、簡単な記事を書いておりますが、今回はその詳細を書いてみます。
最初に、いつもお世話になっているギタリストのO氏から、PRISM の松山市でのライブがあって、そのオープニングアクトで演奏するとの知らせがあったのは10月頃だったでしょうか。驚いて
PRISM の公式サイトでツアースケジュールを確認すると、なんとその12月17日の松山市の前日には、大洲市でもライブが予定されているではありませんか。大洲市は私が住む街と松山市のちょうど中間に位置していますが、正直言って田舎であり、まさか PRISM が来るとは夢にも思いませんでした。
2010年2月24日に松山市であったライブが、30年以上ある PRISM の歴史の中で初愛媛だったわけですが、その翌年にして大洲市で見ることができるとは驚きです。
15日の広島市と17日の松山市の間が空いたので、近くでライブができるところを探したら大洲市しかなかったというのが真相のような気がしますが、それにしてもこのツアー、スケジュールを見ると九州から始まって、中四国から関西まで15日間休みなしとは、メンバーとスタッフはさぞかしお疲れでしょう。
16日の大洲市のライブ当日。この日は朝から出先で仕事をしておりまして、夕方に帰宅してすぐに支度をして会場である大洲市リバプールに向かいますが、店のオープン時間には間に合いそうにもなく焦っておりました。店には事前に電話で予約をしておりましたが、万が一満員でぎゅうぎゅう詰めだったらどうしようと思いながら店の前に行くと、外で受付をしていたお店の人の後ろに和田アキラ氏が立っていてびっくり。さらに、店内に入ると PRISM の他のメンバーが客席のテーブルで食事をしておりました。
このリバプールという店は、最近になってライブハウスとして開店したとは聞いていましたが、実際に訪れるのは初めて。たぶんカラオケスナックを改装したのだと思いますが、そのためか出演者の控え室がないそうで、ライブが始まる前やファーストセットとセカンドセットの間も PRISM のメンバーは店内で休憩していましたし、ドラムとキーボードのブースは狭くて出入りが困難だとのことで、ファーストセットが終わってもその場で休んでいました。
そんなわけで、これをライブハウスと称するのは少し無理があるかもしれません。
さて、18時30分オープンで19時30分スタートのところに、19時頃に店に入ったのですが、結局私が一番のり。さすがに忘年会がピークであろう12月中旬の金曜日に、しかも大洲市では集客は無理だろうと思っていたら、徐々に増えていってスタート前には20人ぐらいには達したでしょうか。これで店側がペイできるかどうかはわかりませんが。
真ん前のテーブル席に座って開演を待っていますと、隣にいた知らない人に名指しで声をかけられて驚いたのですが、話をしてみるとその方は大洲市在住のベーシストで、以前から拙バンドのウェブサイトをご覧になってており、実際にライブにも足を運んでくださったとのこと。それで今回の PRISM のライブにあたって店の人から宣伝や集客について相談を受けた際に、実際に私の名前を挙げて案内したらどうかと提案されたそうです。結局店側から案内はありませんでしたけど。
やがて定刻になりライブはスタート。今回のツアーは、木村万作氏によれば「最新アルバム Palace in the Sky を販売するためのデモ演奏ツアー」とのことで、アルバムに参加しているキーボードプレイヤーの渡部チェル氏も帯同しています。この渡部チェル氏、私とは多少の縁があり、かねてよりいろいろな噂は存じていましたが、生で演奏を聴くのは初めて。以前の名前の表記は違ったものでしたが、このご時世では仕方ありますまい。
岡田治郎氏の機材はいつもと変わらず、ベースは Bossa Real Design OBJ-5 & OB-5FL に、足元には ZOOM B9.1u & Roland GR-33、アンプは MarkBass のヘッドとキャビ。


和田アキラ氏の機材のついては詳しいことはわからないのですが、3本の Saijo Guitar を使い分けていました。うち1本はサスティナー付き。
ファーストセットは、
1.Time Warp
2.Magic Words
3.Ones
4.Eleven
5.Tomorrow
6.Memory Of The Moment
1,2,3,5は最新作に収録されているもの。岡田氏は2,3で OB-5FL に持ち替え。4は渡部チェル氏作の未発表曲ということで、7/8拍子から始まって、タイトルの示すとおり11/8拍子(あるいは5/8+6/8拍子)が交錯するという難解な曲でして、拍を数えているとわけがわからなくなります。
そして、ファーストセット最後には1981年の Community Illusion から Memory Of The Moment が。このアルバムは高校生だった私が初めて PRISM を聴いたもので、この曲のイントロのオクターブ跳躍のフレーズをよく弾いたものです。そんな曲を生で聴けるとは感謝感激であります。もっとも岡田治郎氏は、イントロのフレーズを少し変えていらっしゃいますが。
そしてセカンドセット。
1.Sundog
2.Palace In The Sky
3.Sad Moment
ここで Sad Moment の作曲者の故深町純氏についての話があり、つづいては
4.ファーストアルバム全部入りメドレー
公式サイトのBBSで知ってはいましたが、実際に聴くとやはり圧巻ですね。通常の PRISM のライブは昔からファーストセット6曲、セカンドセット6曲、アンコール1曲で構成されますが、このメドレーは3曲分に相当するようで、この4曲でセカンドセットは終了。
そしてアンコールなのですが、
客「Backstreet Jive 演ってー。」
和田アキラ氏「CDがたくさん売れたら演ってやる。」
などという応酬があって、最後には
和田アキラ氏「わかったわかった、演ってやるから絶対にCD買えよ。」
ということになり、
1.Backstreet Jive
と、当初から予定されていたであろう
2.Big Fun
で終演となりました。
翌17日は松山市の Lucille 翔偶感というお店。

所用で自宅を出るのが遅くなったうえに、松山市内の夕方の渋滞でスタート時刻を越えて到着してしまったものの、幸い会場の進行が遅れていたため最初から見ることができました。
さすがに前日の大洲市よりは客は多いものの、それでも全部で40人ぐらいだったでしょうか。
先述のとおり、オープニングアクトとしてギタートリオの Out of nowhere がプレイしますが、ドラムセットをセッティングするスペースがないということで、ドラムではなくパーカッションプレイヤーを迎えての演奏でした。
こちらは時間の都合でわずか2曲をプレイ。せっかくなんだからもう少し早めの開始時間にして、もっと長く演ればいいのにと思いました。

Out of nowhere のベーシスト氏も Bossa Real Design の BUS-6 と ZOOM B3 を使っておられて、岡田氏の機材とあわせてさながら Bossa & ZOOM 祭りでありました。
PRISM の演奏は、セットリストは昨日と同じなので、とくに書くこともないのですが、こちらの店のPAシステムがいいためか、音はこの日の方がよかったです。さすがにアンコールの Back Street Jive はありませんでしたが。
前日は木村万作氏曰く「アットホームというよりも誰かの家で演奏しているかんじ」で、MCもわりと長めというかダラダラやっていましたが、この日はオープニングアクトがあったせいもあってか手短でありました。
愛媛で PRISM が2日連続で観られるなんて夢のような体験でしたが、次回のツアーもぜひ愛媛で開催されることを切に願っております。